
「オオカミさんと七人の仲間たち」レビュー。レーベル:電撃文庫 作者:沖田 雅
<あらすじ>
大神涼子、高校一年生。子供も怖がる凛々しい目。笑うとのぞく魅惑的な犬歯。胸はないけど、とっても美人(?)でワイルドな女の子。
赤井林檎、高校一年生。小さい背に、かわいらしい容姿。腹黒いけど、見た目だけは天使のような女の子。通称、赤頭巾ちゃんとおおかみさん。知る人は知っているが、知らない人はまったく知らないという微妙な知名度を誇る二人(+ヘンな仲間たち)が、やりたい放題好き放題に世直しのため戦う!
そんな熱血人情ラブコメその他色々風味な物語のはずです…これは。沖田雅の期待の新シリーズ、スタート。
<感想>
読んでいて飽きない物語。
タイトルが物語っているように、キャラクターはお伽噺がモチーフになっています。名前が大神さんとか林檎さんとか、それを臭わせるネーミングですよね。最近のラノベの中でも「テーマがお伽噺」、ってのがなかなか斬新でなかなかないんじゃないかと思います。
まぁお伽噺を斬新という言葉が相応しいかどうかはわかりませんが。
タイトルは古くさいですが、普通の高校が舞台になっています。大神さんを含む主役たちが、舞い込んでくる事件を彼女らなりに解決していく、そんなストーリーになっています。
作品内でとにかくキャラクターが生きていて非常によい。序章でお伽銀行とかいう謎の銀行の紹介をしつつも、短編ごとにストーリーが構成されており、よく考えてますね。
実際読んでいて、大神さん、りんごさんをはじめとするキャラたちがが躍動するのが感じられます。特に後半の大神さんかわいすぎ。絶品。あの展開はずるい!!
また、パロディーネタも豊富で、覚えているだけでもだけでも「ドラクエ」「FF」「ひぐらしのなく頃に」「ポケモン」「テニスの王子様」「目撃ドキュン(2ch)」など随所に笑いどころがありました。
ていうか最近ラノベでもパロディー系が多いですよね。「とある魔術の禁書目録」でも「2chネタ」やら「アトリエシリーズネタ」やらで盛り上がってるし。ていうか作中でもりんごさんが言ってたけど、これだけパロディーネタが多いとちょっとまずいんじゃないか?
ただ、それ以外では爆笑、みたいな展開はなかったかな。お伽銀行の各面々の人間離れした能力も少し無理があったし。この辺りの設定をもう少し考えると良かったかも。
あと、なんといっても「神視点」がわかりにくいのが気になりました。視点が移動しまくりで誰の感情を表してるのかわからない点が散乱されました。おそらく作者はそれも見越してこういう形で書いたのでしょうが、失敗でしたねぇ。新しいことに挑戦するのはいいことだと思いますけど。他のレビューサイトさんでも同じようなことが指摘されてます。
とはいうものの、完成度は間違いなく標準以上。次回作にも期待したいですね。次回作はおそらく今回あまり活躍しなかったキャラが主戦かと…そう強く望みます。
<評価>
C評価。思ったよりも楽しめました。今回は短編集ばかりでしたが、一度長編にも期待したいところですね。
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電撃文庫
著作名:オオカミさんと七人の仲間たち
著者名:沖田雅(おきた みやび)
イラストレーター:うなじ
発行日:2006/08/25
あらすじ
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2008/07/07(月) 00:24:59 | ライトノベル読もうぜ!





